お茶の豆知識

お茶はダブルの効果で、お肌の強ーい味方

 ▼お茶に含まれる成分が、お肌を綺麗に見せるのにイイネというお話です。

お茶には、多くの種類がありますが、今回は「煎茶と玉露で美肌に」というテーマです。

■ビタミンCたっぷりの煎茶
太陽の日差しをサンサンと浴びて育った煎茶は、ビタミンA・亜鉛・ビタミンEが豊富ですが、特にビタミンCが多く含まれています。

ビタミンCは、シミなどの原因となるメラニンを抑えたり、コラーゲンを作り出したりと、お肌を綺麗に見せる効果があると言われています。

■お茶特有の成分テアニンがものすごく豊富な玉露
玉露は新芽が出るか出ないかで、上にむしろ等をかけ、日光を遮って育てます。それによりテアニンが多くなり、渋み成分であるカテキンの少ない、旨みの強いお茶になります。

玉露には、肌の大敵であるストレスを和らげる成分と言われるテアニンが、ギュッと詰まっています。

テアニンが体の中に入ると血圧が下がり、それによって沈静化したり、リラックスしているときに多く出るアルファ波が出やすくなると言われています。

■お茶を自己流でブレンドして楽しむ
もちろん、煎茶と玉露を別々に飲んで頂ければよいのですが、今回は健康なお肌を手に入れるために、ダブルの効果を期待して、煎茶と玉露を1対1の割合でブレンド(混ぜる)する飲み方をご提案します。

「1人~2人分」
ティースプーンで軽い山盛り(約2g)を煎茶と玉露、各一杯ずつを混ぜればOKです。

「3人以上の場合」
合計の茶葉の量が、人数分×2g程度でOKです。

※比率を変えるだけで、様々な味・香りが楽しめますので、色々試しながら、お茶時間をより楽しんで頂ければと思います。

■お茶は、一日にOO杯飲めば。。。
色々な研究で、健康に良いと言われるのは、一日に5~10杯飲むのが良いと言われています。

また、煎茶や玉露に含まれるカフェインで、人によっては、眠りにくくなる場合がありますので、就寝前は控えたり、カフェインが少ない焙じ茶を飲むなどして頂ければと思います。


追記
ピカピカお肌を手に入れるために、洗顔はゴシゴシ洗うのではなく、泡を転がすように軽く軽く洗い、洗顔後すぐに、化粧水などをつけると良いそうです。お肌ってデリケートなんですね。

急須で入れるお茶vsペットボトルのお茶

 ▼お茶は気分しだいで飲み分けるのもイイネというお話です。

スーパーやコンビニをのぞくと、数多くのペットボトルや缶の緑茶ドリンクが陳列されています。香料などを加えて特徴を出したもの、ネーミングで自己主張しているもの…。見るだけでも楽しくなります。

その手軽さで大人気の緑茶ドリンクと、少し手間がかかる急須で入れるお茶を比べてみました。

■茶葉で入れたお茶の方が旨みが出る
緑茶ドリンクと急須で入れた煎茶の旨みや成分を比較すると、急須で入れた煎茶の方が、約3倍すぐれていることが分かっています。

理由
・緑茶ドリンクで使われている茶葉が、二番茶、三番茶が多いこと
・茶葉の量が250mlに対して2g程度しか使われていないこと(使う茶葉の量を増やすと渋みや苦みが強くなってしまうため)

さらに酸化防止剤としてビタミンCが強化されていること。やはり余分なものを加えると、お茶本来の旨みはそこなわれてしまいます。

■コスト面で比べると、どちらが経済的かは一目瞭然
ペットボトル
ピンキリですが100円くらいでしょうか。そこには2gの茶葉しか使われていません。

急須で入れたお茶
例えば、100g、1000円の一番茶を自分で入れると、単純にペットボトル約50本分。さらに急須で入れたお茶は、三煎まで飲めますから150本分となります。

■実際に100g、1000円の茶葉で入れると、1杯当たり〇〇円

1人で飲む場合(1回に茶葉5g使用)20回分×一回につき3煎=60杯1杯16.7
3人で飲む場合(1回で茶葉8g使用)12.5回分×一回につき3煎×3人=112.5杯1杯8.9
5人で飲む場合(1回で茶葉10g使用)10回分×一回につき3煎×5人=150杯1杯6.7


■緑茶ドリンクと急須で入れるお茶をいろいろな側面から比べてみましたが
急須で入れたお茶
お茶本来の味や香りを楽しむときや、より高いお茶の健康効果を期待する場合

ペットボトル
お風呂上りや真夏の外出時に冷えたお茶をゴクゴク飲むのなら、薄い方が飲みやすく、すっきりとのどの渇きを解消してくれます。何より手軽で、持ち運びも楽々。

■どちらを飲むかは、みなさんの好みと価値観しだい
便利さか手軽さか、それとも味と効能か。
みなさんも是非、気分によって使い分けるなど、お茶時間を楽しんでみてはいかがでしょう。
ゆっくりと時間をかけて入れたお茶も、またいいものです。

ちなみに私は、お茶屋を営んでおりますが、稀にペットボトルのお茶を飲むこともありますし、何より炭酸飲料が好物ですし、食後のコーヒー+たっぷり牛乳は欠かせません。まさに気分次第です。

コーヒーも気分によって、ドリップして入れたり、溶けてしまうタイプを使ったりしています。
コーヒーの世界も、気分に合わせて、こだわりの豆をチョイスなんかするようになったら、またティータイムが楽しくなりそうですね。

お茶の葉まるごとの抹茶は体にうれしい

 ▼お抹茶は、成分まるごと摂取で、体にイイネというお話です。

お茶には、茶カテキンなどの、私たちの体を守ってくれる成分が多く含まれています。

例えば、抹茶は亜鉛・ビタミンA・ビタミンEがバランスよく含まれているお茶です。
お茶の葉を粉末にしたのが抹茶なので、お茶の中に含まれる成分をまるごと摂取することができます。

■成分まるごと摂取の抹茶は体にうれしい
亜鉛
体の免疫力を維持するのに必要とされており、もし不足すると貧血や味覚障害が起こりやすくなると言われています。

ビタミンA
目の働きや皮膚・胃腸・気管支の健康に欠かせないと考えられています。

ビタミンE
体の酸化を防ぎ、冷え症や動脈硬化に効果的な成分と言われています。

■最強タッグで効果倍増
抹茶には、ビタミンAが豊富に含まれています。ビタミンAは、お茶の代表的な成分である「カテキン」の作用を助けるということが分かっています。まさに最高のペアだと言えますね。

■抹茶は飲み物or食べ物!?
健康まるごとの抹茶を生活の一部に取り入れてみてはいかがでしょうか。
抹茶茶碗や茶せんを使わず、気軽にお抹茶を飲んでみませんか?

「シャカシャカ振るだけ抹茶」の作り方
・マグボトルなどに、少し冷ました湯200mlか、または水50mlと熱湯150mlを入れ、抹茶を小さじ山盛り1杯(約3g)加えます。
・蓋をしっかり閉め、シャカシャカっとシェイクします。
・氷を入れたら、出来上がりです。
※熱湯を使用されると、容器の内圧が高まり蒸気が飛び出す恐れがありますので、必ず人肌程度に冷ましたお湯をお使い下さい。

みなさんもご存じのように、今や抹茶は様々な料理やお菓子などにも多く取り入れられています。
ご自宅でも抹茶を使った料理、スイーツなどを作ってみてはいかがでしょう。
抹茶は調理したり、他の成分と混ぜて食べても、成分が壊れることがなく、十分に体に吸収して頂けます。

※抹茶を使った食べ物をたくさん食べても良いのですが、抹茶パフェや抹茶のロールケーキなど、甘い物の摂りすぎにはご注意してくださいね。

お茶の出し方マナー

お茶の出し方、飲み方ひとつで、その人の心づかいが伝わるものです。
ここでは、お茶を出す側、いただく側のマナーについてご紹介します。


 ▼お茶を出すときのマナー

■お茶を入れる場所
お茶はよほど親しい仲でない限り、別室で入れて、お出しするのが礼法ではマナーといわれています。しかし現在では、住宅事情もあり、また、お茶を熱いうちにお出しできたり、お客様の好みを聞いて入れることができるなどの点から、客間で会話をしながら入れるのも一つの方法です。

■お菓子皿の置く位置
お菓子皿は、湯のみの左側に置きます。

■茶托(ちゃたく)を敷いてお茶を出す
湯のみに茶托を敷くのもマナーです。茶托も湯のみとの調和を考えて、薄手の磁器には漆塗り、陶器には杉などの木地のものを合わせます。
木目は横向きにして、荒いほうが手前になります。



1.茶碗の正面をまず自分の方に向ける



2.ゆっくり回しながら、茶碗の正面がお客様の前に来るように置く



3.茶托は出す方の手に持ち、もう片方の手は添えるだけ

※出し終えたら、「熱いうちにどうぞ」と一言添えましょう



 ▼お茶をいただく時のマナー

■お茶をいただく
お茶が冷めないうちにいただきましょう。もてなして下さる方への心配りです。
また、女性は口紅にも気を付けてください。茶碗の縁に口紅がべったりついているのを、そのまま放っておかず、ティッシュなどをあらかじめ用意しておき、さりげなく拭き取っておく心づかいを忘れないようにしましょう。

■お菓子をいただく
お菓子皿は湯のみの左側に置き、干菓子は手で、煎餅は一口大に割って、大きなお菓子はお皿ごと左手で持ち、黒文字で一口大にしていただきます。

こんな時、こんなお茶

1日の中で、お茶を飲む機会はたくさんあります。
飲む状況に合わせて、お茶を選び、入れ方や飲み方にこだわれば、もっとおいしく、そしてお茶に秘められた効果をより期待することができます。


 ▼仕事の合間

■上級煎茶
頭脳の働きを活発にするカフェインは、上級煎茶になるほど多く含まれています。上級煎茶をやや高めの湯で入れて飲むのがおすすめです。
仕事の合間に飲むお茶にはリフレッシュ効果もあります。


 ▼力仕事やスポーツの前後

■上級煎茶
筋肉刺激効果もあるカフェインを多く含む上級煎茶が適しています。
力仕事やスポーツを始める20~30分前に飲み、体を動かしている最中でも、20~30分おきにコップ1杯飲むと良いといわれています。

■番茶・ほうじ茶
汗を流した後には、水分不足の状態になっているので、番茶やほうじ茶をたっぷり飲むのがおすすめです。


 ▼食後

■中・上級煎茶
食後には、虫歯菌の増殖を抑えたり、食中毒を予防するカテキンが多く含まれている、中・上級煎茶がおすすめ。やや高めの湯温で入れると良いでしょう。
また、たっぷり飲むことができる番茶やほうじ茶、釜炒り茶なども合います。


 ▼油っこい料理の後

■ほうじ茶・烏龍茶
油脂分の多い食後に飲むと、口の中のべとつきが消え、さっぱりとします。


 ▼空腹の時

■番茶・ほうじ茶・玄米茶
カフェインが少なく、軽い口当たりの番茶やほうじ茶、玄米茶などが向いています。
特に胃の弱い人は、空腹時に浸出液の濃度の高い玉露を飲むと、胃の粘膜などを刺激することがあるので注意が必要です。


 ▼眠気や酔いを覚ましたい時

■上級煎茶
カフェインの含有量が多い上級煎茶がおすすめです。
高温で入れるとカフェインの浸出が多くなり、苦渋味はやや強くなりますが、よりカフェインの持つ覚醒効果が期待できます。


 ▼就寝前や夜間

■番茶・ほうじ茶
カフェインの少ない番茶・ほうじ茶が適しています。
カフェインを多く含む上級煎茶などを飲むと、人によっては就眠を妨げる場合があるので注意が必要です。


 ▼お年寄り、幼児、病人の常用

■番茶・ほうじ茶
常用としては、番茶やほうじ茶などの濃くないものがおすすめです。
カフェインの多いものは、あまり好ましくありませんが、嗜好性もあるので、煎茶を飲む場合は、二煎目のカフェインの浸出量の少ないお茶を飲むのも良いでしょう。
また赤ちゃんには、番茶やほうじ茶をサッと入れたものや、出がらしを人肌に冷ましたものが良いでしょう。

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